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Interview 2017.9.19
Hokushou Koubou
北匠工房

素材感をデザインする 北匠工房

旭川空港から、大雪山連峰を遠くに見ながら走ること車で約15分。
旭川市の隣町・東神楽町の雄大な田園のなかに北匠工房の工場が見えてきた。
ここ、東神楽町は多くの家具工房が切磋琢磨しあい技術を磨く、旭川家具の産地。
北匠工房は、父の代から15年以上お世話になっている工房で、ものづくりの基本を忘れずひとつのことにいつも真剣に向き合う真摯な姿勢をいつも教えてくれる、私たちにとっては感謝してもしきれない心強いパートナーだ。
私達Qualitaスタッフは、新しく“祈りの素材”について打ち合わせるため、代表の吉村純一さん、設計担当の達野さんに会いにやってきた。
きびきびと動く若いスタッフ。最新の木工機械。ずらりと並ぶナラやウォールナットなどの無垢材。倉庫を改装したというショールームには、ブラックチェリーのリビングテーブルとスタイリッシュなソファー。窓の外には、あおあおとした芝生とすずしげな影を落とす白樺の林。どこに目をやっても整理整頓が行き届き、洗練された工房内からは、30年以上、上質な木の家具を作り続けてきた工房の自負と美意識が感じられる。 

素材感を
デザインする

「素材感をデザインする。それが我々の作品作りのテーマです」と、家具づくりへの想いを語る吉村さん。
木、鉄、ガラス……。物をかたち作る素材には、それぞれに独特の持ち味がある。
木にはぬくもり、鉄には強さ、そして、ガラスには透明感……といったように。
「でも、深く追求していくと、そう簡単には言い表されない微妙な側面があることわかってきます。我々が特に深く取り組んでいる木という素材は、手に暖かく、人に優しいものであることは確かです。
しかし、これがなかなかの曲者。割れたり、反ったり、決して簡単に人のいうことをきてくれない(笑)」。
何十年、何百年もの間、大樹として生きた命が宿っているのでしょう。どんなに小さな木片になっても、頑とした存在感があります。そんな素材の持ち味を可能な限り引き出した仕事をする、をモットーとし、ひたすら「木」と向き合ってきた北匠工房。

現代的な
ライフスタイルに
調和する

Hokushou Koubou

現代的なライフスタイルに調和する家具をデザインし、それをかたちにする高度な技術力。規模は大きくないからこそ、職人と職人、職人と家具の距離が近くなり、生み出せる細部にまで心と技をつくした高度な作り。若手からベテランまで、技術を継承しながら楽しく、真剣に、今日も家具と向き合う。その姿勢が、北匠工房が創業以来、多くのお客様から愛され続ける理由だろう。

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