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Interview 2017.9.19
Arms
アームズ



二人三脚で
    作る

Wood Craft アームズ

「0.5mmの厚みの違いにこだわるから、よいものができます」と語るのは、Qualitaで無垢の位牌、掛軸台、フォトフレームなどを制作してくれている、アームズの青柳勲さん。勲さんと奥様、30代の若いふたりが二人三脚で、ていねいな手仕事で仕上げるクラフト工房として、北海道でもよく知られた存在。旭川空港のある東神楽町にあり、空港からわずか車で10分弱という好アクセスながら、大雪山系の山々を一望でき、見渡す限りのアスパラガスやジャガイモ畑という北海道らしい厳しくも豊かな自然に包まれた環境だ。勲さんは、旭川の大手家具工房で修業を積んだ木の家具一本、という経歴の持ち主。一方、奥様は専門学校で絵画を学び、染めもの工房に勤務。だんだんと、木を使ったものづくりに憧れるようになり家具工房での技術を学んだのち、現在があるそう。

勲さんがイメージするデザインスケッチを、奥様が図案化。ふたりが納得するまで徹底的に書き直すので、図面ができるまでは数週間、さらにそこから製品化されるまでも時間がかかるという。


手描きの
 作図はリアル

「実際に使用する感覚が大切なのでパソコンのCADによる図面でなく、茶色の鉛筆と定規、コンパスで作図しています。茶系の色鉛筆の色が木の色目に合うので、イメージしやすく手描きの作図はリアル感があります」と図面作成中の奥様がものづくりの背景を話してくれた。
デザインや細部にいたる設計図が完成したら、次は制作へ。こちらも一筋縄ではいかないようだ。
「いい製品を作るには、材料の目利きが大切。木の風合い、美しい板目か柾目、反りやひびがないかなど、木の特徴を活かして製品にするようにしています」

細部にまで目を配る仕事に疲れたら外に出て、畑仕事や花の手入れをして気分転換をするというふたり。夫婦だからこそ築ける信頼関係とコミュニケーション。整理整頓された工房や愛にあふれたふたりのお人柄は作品ににじみ出ているように感じられ、明るくすがすがしい気持ちで工房を後にした。

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