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Interview 2017.9.19
Musashikawa Koubou
武蔵川工房



螺鈿・
 漆塗の位牌

螺鈿 武蔵川工房

Qualitaでは、銅器や漆など伝統工芸の息づく富山県高岡市の武蔵川工房と螺鈿・漆塗の位牌を制作している。
螺鈿とは、貝殻を平に磨き、デザインの文様を切り抜いて木地や漆器に貼り付けて装飾を行う工芸のことをいう。「螺」は貝を意味し、「鈿」はものをちりばめるとういう意味だそうで、起源は中近東を起源としインドや中国で発達。日本には奈良時代に伝わり、正倉院には螺鈿の装飾を用いたものが多く残されているという。

芸術作品のような
  美しさ

「夜行貝やアワビ貝を平らになるまで磨いて、文様に合わせて細かく切り抜きちりばめるという大変手間と根気のいる仕事です」と武蔵川工房代表の武蔵川義則さん。
明治43年に創業された老舗で義則さんは3代目。4代に渡って、日本の代表的螺鈿工房として美しい作品を生み出し続け、年々職人の高齢化と共に数少なくなっている螺鈿の普及活動に努めている。

 漆との調和

ラン、桜、梅をモチーフにした位牌を見せていただいた。漆と調和し、きらきらと光る螺鈿の華麗さには目を見張るものがあった。位牌ではあるが、ひとつの芸術作品のような美しさ。こういった技術と伝統がほどこされたものこそ世に遺していかなければいけない、改めてそう感じるすばらしい出来上がりだった。

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