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Interview 2017.9.19
JUNCOBO
淳工房



吹きガラス
  技法で作る

Glass Studio 淳工房

北の嵐山。北海道旭川市には、こう呼ばれるエリアがある。京都の嵐山に似た風光明媚な土地で、陶芸家、染色家、ガラス作家など多くのアーティストが工房を構えていることから「北の芸術村」とも呼ばれている。
林の中に点在するギャラリーやカフェ、レストランに並び、ひときわ目立つ四角い白壁の建物がGLASS STUDIO 淳工房。1986年にガラス作家の菅井淳介さんにより設立された工房だ。25年も前から、ガラスと地元旭川の木工作家による木を組み合わせた「木GLASS」というコラボレーションデザインに取り組み、今では代表作となっている。
菅井さんが吹きガラス技法で作るガラスは、かたちはシャープでも、手にもつとどこか優しく温かみすら感じさせてくれます。「ガラスを溶かす炉の温度を1,340℃位に保ち、吹きながら形を整えていくのですが、息の吹き方によってガラスの厚みが違ってくるので、とても難しいんです」(菅井さん)

環境にやさしい

環境ECOにも関心が高い菅井さん。工房ではCO2・二酸化炭素の排出削減にも取り組み、2008年からガラス溶解炉の燃料をリサイクルバイオマス(廃食用油)利用に100%変換、これにより年間約50トンの二酸化炭素を減らすことができるそうだ。ガラス工房では初、ということで、2011年には環境庁から『地球温暖化防止活動環境大臣表彰』を受賞した。
実力と経験、そして先見の明を持つ菅井さん。ユーモアを愛する彼らしく、工房とギャラリーには、いつも和やかな空気が流れている。

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