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Interview 2017.9.19
Ishimotogyokusui
石本玉水



木曽漆の町

信州の名工 石本玉水・石本愛子

 けわしい中仙道木曽路の北の入り口に位置し、400年あまりの歴史ある木曽漆の町として知られる木曽平沢。漆職人の工房が軒を連ねる平沢は、宿場の奈良井宿とともに国の重要伝統的建造物群保存地区に選定され、夕暮れが迫り街並みに灯がともる頃は、江戸時代の木曽路を歩いているような懐かしい風景となる。


伏漆彩沈金技法
(ふししつさいちんきん)

ここで信州の名工といわれる漆芸家・石本愛子さんは、夫の則男さんと「石本玉水」を主宰している。愛子さんと出会ったのは15年前のこと。当時から熱心に漆と向き合い、その熱心な仕事ぶりは尊敬にあたいし、見ているこちらがつらくなるほどだった。独自の技術ですばらしい作品を生み出して来た石本さん夫妻。漆塗の木地に文様を描き、金箔や金粉、プラチナなどを摺り込み加飾する「沈金」の伝統技法に顔料などを更に加えて、パステル画のような柔らかいグラデーションと淡いグラデーションを表現する「伏漆彩沈金(ふししつさいちんきん)技法」を確立。これは新しい技法で、ここまでに10年以上の期間を要したという。従来の漆のイメージを覆す豊かな色彩。Qualitaでは、石本さん夫妻とともに気品あふれるプレミアムな位牌を制作し、あたらしい祈りの形を提案したいと考えている。

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